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新型コロナウイルスの世界的な流行から3年が経ち、改めて基礎体力の向上、生活習慣の見直しがその重要性を帯びてきています。特に高齢者は感染予防と健康維持の観点から、より自分に適した運動が必要になってくると言えるでしょう。
しかし一方で、体力向上を目的としているトレーニングジム内での事故やトラブルが増えているのも事実です。
一体なぜそういった事が起こるのでしょうか?
ここではその事例を交えて、原因と対策について考えてみましょう。
はじめに
筋トレ中の事故が増加している現状について
筋トレの人気が高まる中、ジムや自宅でのトレーニング中に発生する事故も増加傾向にあります。
健康や美容のために始めた筋トレが、思わぬ事故につながるケースが後を絶ちません。
このような事故は、不適切なフォーム、過度なトレーニング、設備の不備、個人の体調不良など、さまざまな要因によって引き起こされます。
筋トレ中の事故には、重傷に至るケースも少なくありません。
特に、パーソナルトレーニングの人気が高まる中で、知識が不足したトレーナーや過度なトレーニング要求が事故の一因となっていると指摘されています。
また、ジムでの不注意や危険行為が事故につながることもあり、これには適切なウェイトの選択やマシンの正しい使用方法が含まれます。
トレーニングの際は、正しいフォームの維持や、体調を考慮した適切な負荷の選択が重要です。
しかし、トレーニング方法の誤解や過信が、怪我や事故へと導く主な原因となっています。
例えば、スクワットやデッドリフトなどの基本的なエクササイズでも、フォームが崩れることで腰痛や膝の怪我を招くことがあります。
事故を防ぐためには、トレーニングの基本原則を理解し、自身の限界を超えた過度なトレーニングを避けることが肝要です。
さらに、適切な休養や栄養摂取も、怪我のリスクを減らす上で重要な要素となります。
トレーニングジムでの事故
様々な種類のマシンが並ぶトレーニングジムですが、使い方を誤ると思わぬ怪我に繋がります。思いこみで操作せず、事前にスタッフから使用方法について十分な指導を受けましょう。
また、体調が悪い時や持病をお持ちの方も注意が必要です。体調管理を徹底した上で、医師の判断のもとトレーニングするようにしてください。
ランニングマシン
ランニングマシンはルームランナーやトレッドミルとも呼ばれます。屋外で走るランニングと比べて、雨などを気にすることなくトレーニングができます。
また、大抵のマシンにはモニターがついているので、時速・走行距離・消費カロリー・運動時間・心拍数などを把握しながらトレーニングができます。
有酸素運動をするならもってこいのランニングマシンですが、このような危険もあります。
・ベルト部分へのタオルや靴紐の巻き込み
・7歳の子供がランニングマシンを使用中、2歳の幼児がローラーと床に挟まれ受傷
※参照 日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会
子供がルームランナーを使用する際の安全対策
監督:
子供がルームランナーを使用する際は、常に大人が監督することが必要です。
これは、誤操作やトレーニング中の事故を防ぐためです。
ウォーミングアップ:
トレーニング前の準備運動は怪我を防ぐために不可欠です。
適切なウォーミングアップを行うことで、身体を怪我から守ります。
速度の管理:
特にルームランナーに慣れていない子供が使用する場合、低速から始めて徐々にスピードを上げることが推奨されます。
急に高速で走り始めることは避け、転倒や怪我のリスクを減らします。
安全装置の利用:
多くのルームランナーには、使用者が転倒した際にマシンを停止させる安全装置が装備されています。
この安全装置を活用することで、事故を防ぐことができます。
適切な場所に設置:
ルームランナーは、小さな子供やペットが近づけない、安全な場所に設置することが重要です。
また、使用しない時は電源を切り、できれば鍵をかけるなどしてアクセスを制限することが推奨されます。
事故例とその教訓
ルームランナーによる事故例としては、幼児がマシンに引き込まれそうになるケースが報告されています。
これらの事故は、マシンの近くで遊んでいた子供が不意にマシンに引き込まれる形で発生しています。
このような事故から学ぶべき教訓は、ルームランナーの使用中に子供やペットが近づかないようにすること、また使用しない時はマシンを安全な状態に保つことが重要です。
バーベル
バーベルはダンベルに比べて長いシャフトがあるので、より高重量のトレーニングが可能です。
また、シャフトで固定されているので軌道も安定しています。
しかし、高重量のものを扱う分、関節や筋肉を痛めてしまうリスクもあります。
慣れている場合でも最初は軽めの重量からスタートして、徐々に負荷を上げて行きましょう。
バーベルを使用して起こった事故事例です。
・スポーツジムにて、男性がベンチプレスを持ち上げることが出来ず、
首に挟まれ一時意識不明に ※参照 産業安全と事故防止&環境問題についても考える
脱水
私達の身体は水分が出たり入ったりを繰り返して、水分量のバランスをとっています。
食欲不振や下痢などでそのバランスが崩れると、脱水症状が起こりますが、トレーニングジム内においても汗を掻くことで水分と電解質(塩分)が排出される為、こまめな水分補給が必要です。
特に高齢者は若い頃と比べて水分量が約10%減っているといわれています。
また、口渇中枢の機能も年齢とともに低下する為、のどの渇きを感じにくくなっていますので、のどが渇く前の水分補給を心掛けましょう。
パーソナルトレーニングジムでのトラブル
パーソナルトレーニングとは、トレーニングプログラムを作成してくれるトレーナーと、マンツーマンで行うトレーニングです。個人に合った個別のプログラムを組んで指導してもらえるので、トレーニングの効果は高くなるでしょう。
しかし、利用者と指導者とのトラブルもいくつか報告されています。
・不適切な食事療法を勧められた
ジム内での事故の責任は?
ジム内での事故の責任は、ジム側に安全配慮義務違反がなかったか?利用者側が施設を適切に利用出来ていたか?どうかによります。
どちらにせよ、自分自身が危険な目にあわない為に、くれぐれも気を付けて利用しましょう。
安全に利用するために
トレーニングの効果を最大限に引き出し、安全にエクササイズを楽しむためには、適切な準備とケアが不可欠です。
特に、トレーニング前のストレッチとウォームアップは、筋肉の柔軟性を高め、怪我のリスクを低減します。面倒でも必ず行うようにしましょう。
トレーニング前の準備
トレーニングを始める前に適切な準備を行うことで、効果的なエクササイズと怪我のリスクの低減が期待できます。
ストレッチの重要性
ストレッチは筋肉を柔軟にし、怪我のリスクを減らします。特に重点を置くべき部位と効果的なストレッチ方法を紹介します。
床に座り、片方の足を伸ばしてもう片方の足の裏を伸ばした足の内側につけます。
背筋を伸ばしながら前に倒れ、伸ばした足のつま先を手でなるべく触れるようにします。
15-30秒間キープして、反対側も同様に行います。
効果: ハムストリングという太ももの裏側の筋肉をストレッチし、柔軟性を向上させます。
立った状態で、片方の足を後ろに折り曲げ、手で足首を掴みます。
膝を揃えて、腰を前に押し出しながら、足を体に引き寄せます。
15-30秒間キープして、反対側も同様に行います。
効果: 太ももの前側の筋肉、四頭筋をストレッチし、柔軟性と筋力を向上させます。
腕を前に伸ばし、手を組みます。
背中を丸めて、手を前に押し出しながら、背中と肩のストレッチを感じます。
15-30秒間キープして、ゆっくりと元の位置に戻ります。
効果: 肩と背中の筋肉をストレッチし、柔軟性を向上させ、肩こりや背中の緊張を和らげます。
立った状態で、両手を背中に組みます。
手をゆっくりと上に持ち上げ、胸を開きながら肩甲骨を寄せます。
15-30秒間キープして、ゆっくりと元の位置に戻ります。
効果: 腕と胸の筋肉をストレッチし、柔軟性を向上させ、胸を開くことで呼吸も楽になります。
ウォームアップの方法
ウォームアップで心拍数を上げ、筋肉を温めることの重要性と具体的なアクティビティを解説します。
軽いペースで5-10分間ジョギングします。
速度は遅めで、体を温め、心拍数を上げることを目的とします。
効果: 全身の血流を促進し、筋肉を温め、心肺機能を活性化します。
ジャンプロープを使って、軽くジャンプしながら3-5分間続けます。
効果: 脚の筋肉を活発にし、心拍数を上げ、体温を上昇させます。
腕を大きく回したり、脚を前後に振ったりして、筋肉を伸ばし、関節を動かします。
効果: 筋肉と関節の柔軟性を向上させ、動きの範囲を広げます。
レジスタンスバンドを使用して、軽い強度で筋肉を動かします。
例えば、バンドを両手で持ち、腕を前に伸ばしたり、横に引っ張ったりします。
効果: 筋肉を活性化し、筋力と柔軟性を向上させます。
プッシュアップ、エアスクワット、ランジなど、自体重を使った軽いエクササイズを数分間行います。
効果: 筋肉を温め、関節の動きをスムーズにし、トレーニングに備えます。
これらのウォームアップエクササイズは、トレーニング前に行うことで、体を効果的に準備し、パフォーマンスを最大限に引き出す手助けとなります。
それぞれのエクササイズを組み合わせて、自分に合ったウォームアップルーティーンを作成しましょう。
《具体的な予防策とテクニック》
滑り防止対策:
汗をかいた手でウェイトを持つと滑りやすくなります。
トレーニンググローブの使用や、マグネシウムカーボネート(チョーク)を手につけることで、グリップ力を高めることができます。
セット数と負荷量の管理:
筋肥大や力の向上を目指す場合、セット数や負荷量を徐々に増やしていくことが一般的ですが、過度なトレーニングはオーバートレーニングや怪我の原因となります。
まとめ
トレーニングジムは健康を目的としていますが、安全を最優先に考え、トレーナーと信頼関係を築きながらトレーニングを進めましょう。
自分の身体を知り、適切な方法でトレーニングを行うことが、健康と安全を保つ鍵です。
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